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櫛田 浩平
JAERI-Review 2001-043, 95 Pages, 2001/12
本調査報告は、塩素の安定同位体及び放射性同位体に関する研究について、その初期の研究例を含め特に最近の研究報告に主眼をおいて総括したものである。初めに塩素の一般的な性質,存在,利用法を概観し、さらに近年問題となっている塩素系の環境負荷物質についてその現状と研究例を調べた。次に塩素安定同位体(Cl及びCl)に関する研究について、同位体比質量分析法(IRMS)及び熱イオン化質量分析法(TIMS)の技術開発とその応用研究について調べた。さらに塩素放射性同位体に関する研究について、加速器質量分析法(AMS)によるCl測定法の開発とその地球化学その他の分野への応用研究を中心にまとめた。最後にこれまでの研究例を踏まえ、将来重要となる塩素同位体の研究課題について考察した。
Y.M.Verzilov*; 前川 藤夫; 大山 幸夫; 池田 裕二郎
Fusion Engineering and Design, 37(1), p.95 - 105, 1997/00
被引用回数:6 パーセンタイル:47.9(Nuclear Science & Technology)原研FNSのD-T中性子源を用い、S(n,p)P及びCl(n,)P反応の断面積を13.3-14.9MeVのエネルギー範囲で測定した。照射試料を水に溶かし、Pの崩壊に伴うチェレンコフ光を測定してPの放射化量を求め、これからNb(n,2n)Nb反応断面積に規格化した断面積を導出した。また、14MeV以下におけるこれら2つの断面積の積分テストを目的として、ベリリウム体系中に設けた5つの異なる中性子場において反応率を測定した。これらの反応率を4つの放射化断面積ライブラリ(JENDL Activation File,ADL-3T,EAF-3.1,FENDL/A-1.0)を用いた計算値と比べ、各ライブラリの断面積データの妥当性を調べた。